行田市 忍城の城下町 忠次郎藏のそば

NPO法人忠次郎蔵について

■ 特定非営利活動法人 忠次郎蔵 (代表 田村隆次)

■ 平成20年10月1日設立

(NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークより独立)

【目的】

  1. 国の登録有形文化財である忠次郎蔵の維持と保全を行う。
  2. 蕎麦を通じて地域住民やお客とのコミュニケーションを図り、街を活性化する。
  3. NPO法人足袋蔵ネットワークと共同で、歴史ある街作りを行う。

国の登録有形文化財に指定されている忠次郎蔵ですが、ただ存在しているだけでは、建物の保全維持は困難です。この蔵にも足袋の原料問屋として、荷物や人が出入りし、活気に満ちていた時代がありました。
私たちは「建物は使われてこそ価値があり、保全維持が可能」と考えています。利用されずにある建物では、皆さんに親しみをもってもらうこともできません。このために忠次郎蔵は蕎麦屋として再生され、蕎麦教室やミニコンサートも開催し、多くの人に親しまれる存在になるよう活動をしています。

【経緯】

忠次郎蔵をどのように活用するか・・・人々が出入りし、コミュニケーションが図れる施設にしたいと考えていました。たまたま、市内に藤間さんという蕎麦打ち名人がおり、蕎麦屋として活用したらとお願いしたところ、快く引き受けてくださり、蕎麦屋忠次郎蔵が誕生しました。

平成20年当時、NPO法人忠次郎蔵の母体である行田足袋蔵ネットワークは、忠次郎蔵だけでなく、足袋とくらしの博物館運営やまちづくりミュージアムの開設等、活動範囲が年々大きく広げていました。
一方、忠次郎蔵は蕎麦教室卒業生を中心に、独自のネットワークの形成と活動を行うようになりました。そこで、足袋蔵ネットワークの負担軽減と、忠次郎蔵の独自の活動促進を目的に、平成20年10月1日にNPO法人忠次郎蔵として独立しました。

今後は蕎麦屋としてますます親しんでもらうとともに、この蔵を皆さんにいろいろな形で活用してもらい、愛される蔵にしていきたいと考えています。そして、行田に眠っている他の古い建物の復活に、少しでも寄与できることを願っています。